モノ造りを行っている工場や事業所にとって電力や熱は欠かすことのできないエネルギーであることは言うまでもありません。自らの生産活動に必要なこれらエネルギーを、自家発電設備は効率的に生み出し、わが国の産業界発展に寄与してきました。
 JIKACONの自家発電設備の95%を占める火力発電プラントでは、そのインプットエネルギーの39%が生産プロセスから回収されたエネルギーであり、またアウトプットエネルギーは単に電力だけでなく、工場で使う蒸気など熱エネルギーも供給しているため、総合熱効率は58%に達します。また、二酸化炭素を排出しない環境にやさしい水力発電プラントも合わせて有しており、わが国における化石燃料の消費抑制や二酸化炭素発生の抑制に貢献しています。
自家発電火力プラントのエネルギーバランス

会員企業保有発電設備平均エネルギーバランス(2014年度実績)
 
自家発電火力プラントで活用されている回収エネルギー
回収エネルギーの有効利用

自家発電に使用する燃料、つまりインプットエネルギーを見ると、実に39%近くが生産プロセスから回収されたエネルギーで、その量は原油換算で約1120万kLにも達します。
主な回収エネルギーは事業所で発生する鉄鋼・化学プロセスからの副生ガスや黒液、廃熱からの回収蒸気などです。


2014年度 大口自家発電施設者懇話会
アンケート調査結果より
 
総合熱効率が高い自家発電火力プラント




2014年度 大口自家発電施設者懇話会
アンケート調査結果より
熱も有効活用して高い総合熱効率を達成

自家発電は、単に工場で使用する電力だけを供給しているのではなく、蒸気や温水など、熱エネルギーも同時に供給しており、JIKACON会員事業所の平均の総合熱効率は58%にも達しております。これは一般電気事業者の汽力発電平均熱効率※40%(送電端)と比較しても非常に高い値といえます。
※電気事業連合会「電気事業便覧(平成24年版)の2011年度値」

自家発電プラントの出力(発電・蒸気)内訳

自家発電は、排熱回収蒸気も積極的に利用し、コージェネレーションとして効率的な運用が行われています。
 
二酸化炭素排出抑制に貢献する自家発電プラント
自家発電プラントの二酸化炭素排出係数

自家発電は、熱・電併給による高い熱効率を実現すると同時に、バイオマス等の回収エネルギーを利用することにより、温対法デフォルト値より低い二酸化炭素排出係数になっています。
回収エネルギーは生産過程で必然的に発生するエネルギーを有効利用しているものです。
従って、この回収エネルギーが持っている二酸化炭素は、本来、製品製造によるもの(=発電としてはゼロ評価)と考え、温対法で規定された種類の燃料についても回収分はインプットエネルギーと考えなければ、二酸化炭素排出係数は更に低くなります。
自家発電プラントの二酸化炭素排出係数
二酸化炭素排出係数(kg-CO2/kWh)
火力平均 中環審目標達成シナリオ小委(H13.6)による
大口自家懇 2014年度大口自家発電施設者懇話会アンケート調査結果に基づく。 試算火力プラントの熱電按分係数は温対法に基づく事業者別排出係数の算出方法等に係る検討会(H19.2)による
全電源平均 電気事業における環境行動計画2015年9月(電気事業連合会)使用端CO2排出原単位(2014年度実績)より

 

 

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